BOOK 「世界を変えた100日」

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世界を変えた100日

 

歴史には大きく状況や情勢が変わる瞬間がある。その時運良く居合わせたカメラがその歴史を塗り替える瞬間を切り取っている。

 

私のイメージにこびりついた一枚はベルリンオリッピックでのジェシー・オーエンス (James Cleveland "Jesse" Owens)の100メートル決勝の一枚。

 

時はベルリンオリンピック当時のドイツの指導者であるアドルフ・ヒトラーナチスが持論である白人アーリア人の優越性を証明することを望んだ大会であったのだが、見事100M・200M・幅跳び・リレー4冠の金メダル獲得優勝した。ベルリンの人たちは彼を「オリンピックのヒーロー」として迎えた。

 

今では白人・有色という区別なくオリンピックを含めたスポーツに参加できるが、野球やマラソンなどの分野においても差別は最近まで行われていた。ボストン・マラソンのKathrine Switerさんも最近改めて出場し注目を集めたが、女性のマラソン参加も最近まで許されてなかった。

 

歴史を覆し踏み出す一歩は国や組織の場合もあるが、一人の揺るぎない意志が未来を変える一歩となる素晴らしい瞬間がそこにはある。

新しい取り組みや変化に周りの抵抗は、日々の生活や仕事においてでもある。それは比較にならない小さなものではあるけれど起こっている。その中であらためて過去の人々の挑戦を写真を通して見るだけでも勇気が湧いてきませんか?私はすくなからず一歩踏み出してみようと。。。